06***自分最高、であること。


あたしは糞ブサイクだ、と思ってるホステスにはお客さんは絶対つかない。
この仕事をしている以上、自分最高!!じゃなくちゃいけないと思う。
沢山女の子がいる中でどれだけ自分をアピールできるか。
自信があるか。
芸能界..とまでいうと大げさだけど、それぐらいの気持ちはいる。

もちろん、自信喪失する時は数え切れない。

ものすっごくかわいい子や、スタイル抜群でモデルみたいなコも山のようにいる。
そんな女の子を横目でみるたび「場違いかも」と思う。
だけど、この仕事を選んだ以上は覚悟の上だ。
ルックスはもちろん、頭、喋り、気遣い..と、全てにおいて勝負していかなくてはいけない。
本当にほんの小さなところでもいい。
絶対にこのコに私は、喋りで勝ってる!!だとか、細かいとこだと巻き髪では負けないとか笑。

そんな女の戦場に立たされる日々に、嫌気が指すときもある。
店にいる時はもちろん、身なりを完璧に整えなくちゃいけない(プロとして当たり前のことなんだけど…)
髪の毛をセットしてもらってメイクが完璧に仕上がって、
その姿を鏡で見るとため息が出たことがあった。
「今日もこんな作りこんだ姿で」と。
本当の自分からどんどん遠のいている気がした。
接客中の私は私じゃなくって、ホステスなんだと思い込むことでクリアできてきた。
やっぱり何がしら人間ってどこか演じている部分があるんだなぁと。

アイシャドーの色で気持ちが変わったりする。
落ち込んだ日の翌日はゴールドで自分に気合いを入れる。
同伴の日は濃い目のブラウンで気持ちを引き締める。
鏡なんて出勤前何度見るかわからないくらい見ている気がする。
シャネルのコンパクトミラーは小さすぎて、
ノートサイズの特大鏡を買ったくらい笑。

仲のいい友達同士で化粧品の話をしたりアドバイスしあったりする時間もすごく重要。
だけど友達は友達でも同じ店に立ったらライバル。
本サイトの小説内で主人公がそう言ってますが、これは私の経験上かな。

何にしろ、「自分、最高」って思える部分を持つ。
それが大事だ。




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