003***大親友,風俗嬢.姫ちゃんとの出会い@

 私には親友がいる。その名も姫ちゃん(仮名)だ。
彼女の仕事は風俗嬢だ。

そして私と彼女の出会いは

キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!!! 
ス●ビ
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!!!

正式名ス●―ビ●チ(爆)!!そう、あの携帯の出会い系サイトなるものである。
一日80万人の観覧を誇るあのサイトだ。
今はまぁまーーーーったくアクセスしないが(マジですよ。念のため)

ホステスになって1ヶ月目くらいのこと。
友達と仕事帰りにクラブ行ったりご飯食べにいったりを頻繁にしていたのだけど、ある日店が終わり用事がなく直で帰ることに。
深夜2時すぎに家に帰り、彼氏がだいたい朝10時に帰ってくるまでの時間、家にポツーリ(´ρ`)という、孤独…。

そうだ、ス●ビでもしよう。

と、アポなことを思いつき、実行。
記念すべき初投稿の投稿内容は

名前/●み((妹の名前を使った 爆)
お疲れ様ーホステスしてる●●才の●みです!!暇だから女の子限定でメールしよ!!
夜やってるコがいいな♪写メ絶対つけてね!!よろしく!!

みたいな内容だった気がする。アホ丸出しですな。
あとにも先にもス●ビ利用はこれで最後っス。
しっかしまぁさすが出会い系。女の子限定と釘をさしたにもかかわらず着たメールはほぼ男から。
もち削除。
そして、4,5通女の子からメールが着ていた。
確認してみると「私もキャバしてるよ♪」の一行メール(写メ希望だゴラ)、「いくらもらってるの!?あたしなんて●●●万だヨ」なんて痛メ(私の投稿内容も痛いのだが)で、どうにも長くつづかなさそうなメールばっかりきた。
投稿して30分がたったころ、一通のメールが届く。

「スタビみました★私も夜働いてるよ(>_<)
今終わったとこなんだぁ★今日も疲れたぁ。ま●ちゃんがよかったらメールしよう。」

写メをみるとあらまぁかわいい女の子(:゜д゜:)ハアハア
私は急いで返信した。返信したのはこのメールだけだった。
受信料ムダだったな。
彼女の仕事はキャバクラ嬢で、キモイお客さん相手にも笑顔でがんばっているとのこと。
そしてその日、彼女と50通近くメールをした。
もう話が続く続く続く!!

「メールより電話しようよ。話した方が絶対楽しいよ♪」

と、なんと電話をかけてきてくれた。
コールが鳴った途端ドキドキ。
イキナリ怖いおっさんが(゚Д゚)ゴルァ!と言ってきたら..なんて考えやした素。

だけど、「もしもしー」っと可愛い声に(:゜д゜:)ハアハア萌えた..。
話の内容は仕事のグチから、彼氏の話、音楽の話までてんこもり。

そして一番運命を感じたのが誕生日が1日違い!!
彼氏がホスト!!

翌日が日曜日だったこともあり、速攻で遊ぶ約束にまでなったのだ!!!
夕方にファッションビルの前で待ち合わせ、だったのだけど、初デートする中学生の気持ちになった。
彼氏と付き合いはじめもこんな気持ちにはならなかったのに(´д`○)

実際見た姫ちゃんはバリ糞鼻くそ(おっと失礼)かわいかった!!!

そして2人で買い物をして(EGOISTで4万分買い物したアポは私と姫ちゃんっス)お決まりのCHANELでコスメを2人でふんだんに買って、スタバに入った。
「初めて会ったとは思えないくらいS(わきちの本名)とはすんごい気が合うし楽しい」
と、姫ちゃんは言ってくれた。
もち、あたしもど・う・か・ん★←キショ。

話はどんどんはずんでいった。
私と姫ちゃんは、お互いの彼氏がホストだとカミングアウトしていたが、彼氏の店の名前や源氏名はいっさい明らかにしていなかった。やっぱり仕事に関わることだし初めて会う子には教えられないことだ。当然のことだ。
しかし同業者の友達は一緒にいて楽..って言い方はおかしいけど、気を使わなくていいことは確か。
金銭感覚が大体一緒だし、これ一緒に買おうなんて話もできる。
やっぱり夜のコと昼のコには微妙なズレが生ずる。それはある程度しかたのないことだとあたしは思う。

その日はクラブに行って踊って朝、家路に着いた。
と、言っても姫ちゃんの家に泊まった笑。
姫ちゃんの家は私から1駅の距離で、ものすごくご近所さんだった。
だだっ広い部屋で、聞けば家賃は15万円!!!!
ところどころに男物のシャツが落ちていて、彼氏の存在を感じた。
「同棲はしてないよ。たまにフラっとくる感じ」と言っていた。
「姫ちゃん、仕事どうなの?」と聞くと「うーん楽しいよ。」と姫ちゃんが言った。
だけどその「楽しいよ」のニュアンスがどぉおおも楽しそうに聞こえなかったのが引っかかった。
「とにかく、私お金いるんだよね」と姫ちゃんが言う。
「お金?」
「うん、お金かかるんだよね」
「衣装代とか?」
「まぁ..いろいろ」
少し沈黙が流れた。
すると「ねぇ、風俗嬢ってどう思う?」と姫ちゃんは言った。
「ええっまさかキャバでお金足りなくて風俗行く気?」
「いやぁあの」
「やめなよ絶対やめな。私は死んでも風俗なんか行かない。お金に困っても絶対風俗なんて行かない」
そういうと「そうだよね」と小さくうなずいた。
「私、神経疑うもん。風俗のコとか。」

当時の私は本当にそう思っていた。
風俗嬢なるものを聞いたり見たりすると「何でこの人達こんなことができるのだろう」と思った。
軽蔑もしていた。
ホステスのお客さん同士の会話では「風俗」は笑いのネタで、「風俗嬢」は「よくあんな仕事ぉ」としめられる。
とはいっても彼氏のお客さんは半分近くが風俗嬢で、彼氏は彼女達にご飯を食べさせてもらっているに違いなかった。
(もちろん同棲してる私も、だ)





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