Rolling Moon

 自分は死んだと思っていた、この仕事を始める前は。
「命に代えたってNo1になりたい。」
 ホストクラブでは日々命をかけた戦いがある。


act.0 ・・・ それは夜だから輝く幻想の世界かもしれない。
一時の夢の世界は確かに、その瞬間までは存在するのだから。

act.1 ・・・ 一晩で何百万の札がこのフロア内で落ちては消えてゆく。
異常な光景だ。なのにその光景は見慣れてしまった。

act.2 ・・・ ホストをあがったらどうするかなんて決めてはいないけど、
客がある程度の「妄想」ができる風に設定した言葉を吐く。

act.3 ・・・ いつからこんな人間になったんだろう。
この仕事をしているゆえかな。
それともそれはただの言訳で、俺はずっとこんな人間だったのかな。

act.4 ・・・ 「あれは怖いね。俺もウカウカしてられへんわ。
店入って初めてやね。こーゆ−気持ちになったんわ。」

act.5 ・・・ 「体..つぶしてまで、そんな風になっても飲み続けるんだ。
そんな風に吐き続けても、ホストを続けるんだ?」

<続>


 この話はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。



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